心と体のつらさ / 悩み整理

仕事を辞めたい・涙が出るとき:心のサインと今日休む方法

この記事のもくじ
  1. 仕事のことで涙が出るのは心のサイン:受け止め方
  2. 涙が出る場面別の対処と、泣いた後の一日の過ごし方
  3. 涙が続く期間別の動き方
  4. 受診の目安と、医師に伝えること
  5. 辞めたい・逃げたい気持ちとの付き合い方

朝になると涙が出る、仕事を辞めたい・逃げたいと思うほどつらいのは、心が疲れきって余裕がなくなっているサインとして受け止めてください。今日はまず休む連絡をして体を休め、涙や落ち込みが2週間ほど続くなら受診を考えます。死にたい気持ちがある、今すぐ誰かと話したいときは、仕事がつらい・限界のときの相談先(電話・LINEの窓口)にある24時間の電話を先に使ってください。

仕事のことで涙が出るのは心のサイン:受け止め方

出勤の支度をしていると涙があふれる、通勤電車で急に泣いてしまう、日曜の夜になると涙が止まらない。こうした涙は「気持ちが弱いから」ではなく、心が受け止められる量を超えた負担がかかっているときに起こりやすい反応です。こころの耳は、環境の変化によるストレスがその人の対応できる力を超えたときに、気持ちや行動に不調が出る状態を「適応障害」として紹介しています。また、楽しめない・気分が晴れない状態が2週間以上続き、生活が難しくなるものをうつ病と説明しています。

どちらに当たるか、病気かどうかを決めるのは医師です。ここで大切なのは、涙を「我慢して出勤すれば消えるもの」と扱わないことです。次の問いに当てはまるものが多いほど、休むことと受診を急いだほうがよい状態と考えてください。

  • 涙が出るのは仕事のある日だけで、休日には少し楽になる。
  • 職場の特定の人の顔や声を思い出すと涙が出る。
  • 涙と一緒に、眠れない、食べられない、吐き気がするといった体の変化もある。
  • 涙が出るようになってから2週間以上たつ。
  • 「いなくなりたい」「消えたい」と考えることがある(この場合は期間に関係なく、すぐに窓口へ)。

涙が出る場面別の対処と、泣いた後の一日の過ごし方

涙が出る場面によって、その場でできることが違います。

早見表:涙が出る場面別の対処
場面 その場でできること あとですること
朝、支度の途中や玄関 無理に出ようとせず、まず座って水を飲む。今日休むかどうかを15分だけ考える時間を取る 休むと決めたら始業前に連絡する。出るなら、帰りの時刻を先に決める
通勤電車の中 次の駅で降りて、ホームのベンチで呼吸が落ち着くのを待つ。遅刻の連絡は「体調不良で遅れます」で足りる 同じ場所で繰り返すなら、時差通勤や在宅勤務ができるか上司か人事に聞く
職場の席で トイレや休憩室など一人になれる場所へ移る。戻れそうにないなら早退を申し出る その日の出来事と、涙が出た直前に何があったかを書き留める
夜、布団の中 起き上がって灯りを少し点け、水や温かい飲み物をとる。仕事のことは「明日の朝に考える」とメモに書いて置く 眠れない日が続くなら、眠りの記録をつけ始める

泣いてしまった後は、その日のうちに答えを出そうとしないことが大切です。休む日の一日は、次の順で過ごしてください。

  1. 休む連絡を送ったら、送った時刻と相手をメモに残し、仕事のメールやチャットは開かない。
  2. 起きられるなら、水分と軽い食事をとる。食べられないときは、飲み物や果物など口に入るものだけでよい。
  3. 横になって休む。眠れなくても、目を閉じて横になっているだけで体は休まる。
  4. 夕方に、今日の涙の回数と、眠れたか、食べられたかを3行で書く。受診するときの材料になる。
  5. 明日のことは、夕方か夜に「出られそうか」を決める。決められなければ、翌日も休む連絡を朝に入れる。

休む連絡は、会社が決めている方法に合わせて短く済ませます。文例を一つだけ挙げます。

文例:「おはようございます、〇〇です。体調を崩してしまい、本日はお休みをいただきます。明日のことは改めてご連絡します。」

理由を詳しく聞かれても、「体調が悪く、受診を考えています」で十分です。泣いていることや職場の人間関係を、休みの連絡で説明する必要はありません。電話が怖いときのメールやLINEの文例、翌日も休むときの言い方は体調不良で仕事を休む連絡の例文:電話・メール・LINE別に紹介にあります。有給と欠勤の扱いは労働基準法第39条が土台で、残日数と振り替えられるかは人事に確かめます。会社に行きたくない朝に、休む日をどう判断するかは仕事に行きたくない朝のための整理で扱っています。

涙が続く期間別の動き方

涙がいつから、どのくらい続いているかで、次の一手が変わります。

続いている期間 動き方
数日(1週間未満) 休める日は休み、眠りと食事を整える。涙が出た日と場面を記録する
1〜2週間 記録を持って、かかりつけ医か心療内科の予約を取る。予約が先になるなら、その間に公的な相談窓口を使う
2週間以上 受診を急ぐ。働けるかどうかの意見も医師に聞く。休みが長くなりそうなら、お金の制度も確かめる
1か月以上、または休んでも変わらない 診断書や休職の相談も含め、医師と会社の両方に動く時期。一人で決めず、窓口を使う

受診の目安と、医師に伝えること

一日休んで少し落ち着いても、朝の涙や落ち込みが続く場合は、受診を考えてください。目安は次のとおりです。

状態 考えること
涙や落ち込みが2週間ほど続いている 精神科・心療内科か、かかりつけ医に相談する
休んでも涙が止まらない、眠れない・食べられない 予約が取れる日を早めに探す
出勤しようとすると体が動かない日が続く 医師に、働ける状態かどうかの意見を聞く
消えたい、死にたいと考える 受診を待たず、その日のうちに電話の窓口へ

受診のときは、いつから涙が出るようになったか、どんな場面で出るか、睡眠や食欲の変化、仕事で困っていることを短くメモにして持っていきます。職場で何があったかも、言える範囲で伝えてください。こころの耳は、うつ病の治療の基本を休養とし、薬物療法や精神療法・カウンセリングと組み合わせると説明しています。医師が休んだほうがよいと判断した場合は、診断書を書いてもらえるか相談できます。

休みが長くなりそうなときは、お金の制度も確かめておきます。会社員が業務外の病気で働けず、連続3日の待期を含めて4日以上休み、給与が出ない(傷病手当金の額より少ない場合は差額が支給される)場合は、健康保険の傷病手当金を4日目から受け取れる場合があります。詳しくは休職中の傷病手当金:受け取る条件・金額の計算・期間にまとめています。

辞めたい・逃げたい気持ちとの付き合い方

涙が出るほどつらい職場から逃げたいと思うのは、自分を守ろうとする自然な気持ちです。泣きながら決めるより、まず休んで眠れる夜を取り戻してから考えるほうが、選べる道が見えます。休職の考え方はパワハラで休職したいと思ったらに、辞める・休む・異動の比べ方は仕事を辞めたいときの整理:辞める・休む・異動を比べる判断の順番にあります。

涙の原因が上司や同僚の言動なら、いつ、誰に、何を言われ、そのあとどんな体の変化があったかを書き留めておくと、どの道を選ぶ場合でも役に立ちます。夜になっても仕事のことが頭から離れず眠れない人は、次の仕事を辞めたいほど眠れないとき:不眠が続く場合の受診の目安を、限界のサインを全体で確かめたい人は職場のストレスが限界のサインを読んでください。

よくある質問

Q. 涙が出るくらいで休むのは大げさでしょうか?

大げさではありません。理由もなく涙が出る、止めようとしても止まらないのは、心が疲れて余裕がなくなっているサインの一つです。休むかどうかを自分の根性で決めるより、まず一日休んで様子を見て、続くなら受診する、という順番のほうが体を守れます。

Q. 職場で急に涙が出てしまったときはどうすればいいですか?

トイレや休憩室など一人になれる場所に移り、落ち着くまで時間を取ってかまいません。体調が悪いことを上司か同僚に伝えて、早退を申し出る方法もあります。職場で涙が出るほどの状態が続くなら、その日の出来事と体調を書き留め、受診のときに医師に伝えてください。

Q. 休む連絡の電話で、泣いてしまいそうで怖いです。

会社がメールやチャットでの連絡を認めているなら、文字で送ってかまいません。電話しかない場合は、言うことを短く紙に書いてから読み上げると話しやすくなります。理由は「体調不良のため」で足り、詳しく説明する必要はありません。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

職場のストレスが限界のサイン:眠れない・涙が出るときにまずすること

仕事を辞めたいほど眠れないとき:不眠が続く場合の受診の目安

体調不良で仕事を休む連絡の例文:電話・メール・LINE別に紹介

仕事がつらい・限界のときの相談先:電話・LINEの窓口と受付時間